OMシステム(旧オリンパス)OM-1 F1.2 絞り開放のボケ

M.ZUIKO 45mm F1.2の絞り開放のボケ
OMシステム(旧オリンパス)社製のOM-1を購入して、自分が意図した設定で撮影した最初の写真がコレである。

その翌日の写真がコレ。

絞りを開放して背景をとにかくボカすという写真。モデルは『理屈コネ太郎』の左拇指。

最初の写真は若干露出不足だし、そもそも無意味な写真であるが、それよりもなによりも、これだけ背景をぼかした写真を簡単に撮影してチョイチョイと操作するだけでネットで簡単に全世界に公開できてしまう時代感に感動している。

今更ながら”Hello, World”を実感。

撮影者自身が行動している最中に見つけたり感じたりした被写体を、その行動の最中に撮影するアクション撮影との時代感も合っていると思う。

マイクロフォーサーズはフルサイズに比べるとボケないと言われるが、これだけボケれば『理屈コネ太郎』的には十分である。

いやあメッチャ愉しい。

とはいえ、デジタル一眼で写真を撮る事はかなり難解な作業である。もし私にフィルム時代のカメラ知識がなかったら、デジタル一眼カメラでの操作は全くチンプンカンプンだったろう。

感度を現す言葉はASAからISOに変わったが、絞りとシャッター速度で露出が決定される事は変わらない。しかし、デジタル化によってカメラ内で処理できる項目が豊富なので、その項目数だけの決定を撮影者が行わなくてはならない。

ハイレゾ? ナニそれ…ってカンジだ。

いや、考え方次第では撮影者がより写真をコントロール出来るようになった…と捉えると、ヤル気も出て来る。

ここはポジティブにそう考えよう。

フィルム時代は感度は買ったフィルムで決まっていた。自由度は絞りとシャッター速度だけだったから、状況を作り込むためにストロボを何発も焚いたりスタジオとかを利用するしかなかった。

そうした大仕事の結果がいかなる作品になるかは、写真という成果物が手元に来るまで分からなかった。(モノクロの時代は物理的DPEも撮影者の守備範囲だったらしい)

これはこれで楽しかったと思う。

しかしデジタルカメラでは、撮影したその場で画像を確認できるし、設定変更した効果をも逐次確認できる。

コマごとに感度を変えるという、フィルム時代では物理的に不可能な事だって出来てしまうのだ。

デジタルカメラの撮影と操作を習得するまでは結構時間がかかるが、そのプロセスさえ楽しむ事ができれば、想い通りとはいかなくても、狙った写真に近い画像を得る事が出来る。

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いやあ、本当に面白い。

今回は以上。

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